そのイラストは誰のために描いている?ー神絵師になる方法を考える前にー

イラストレーターといえば、

「神絵師」と呼ばれる超絶上手くて魅力的なイラストを描く人がゴロゴロ存在しますよね。

一枚絵でこんなに多くの人を引き寄せられるチカラがあるって、本当にすごい!


ただ、私は「神絵師」になりたいとか

SNSで有名になってたくさん「いいね」や「フォロワーが欲しい」

と思うことをずいぶん前にやめました。

やめた、ということは以前は憧れていたし自分も慣れたらいいなって思ってました、正直。

「神絵師」は作家性がとても強く、とても映える。


ゴロゴロ存在するとはいえ、やはり「神絵師」って並大抵の人がなれるわけじゃない。

自分の「好き」を全面に描いた美しいイラストを描いて有名になれば仕事が自然と降ってくる?

まずそこを目指そうとすると、泥舟に乗って世界一周するようなもの。

とても再現性の低いこと、誰でも目指せるものではないかもしれません。


イラストの仕事を本気でしたい。


じゃあどうすりゃいいの???


私の今の答えは……


仕事上では作家性をゴリゴリにウリにしているわけではなく、

お客様のご要望に合わせて自分の描ける範囲でタッチを多少変化させ

イラストを提供すること。


「私の描くイラストでお客様に喜んでもらいたい、少しでも商品やサービスが売れるお手伝いがしたい」

つまり利他主義を考えることが大切だと考えます。

イラストを誰かのために描いて喜んでもらえる、イラストを描いた対価がお金に変わる。


イラストって物質的なものだけでなく、

コミュニケーションや感情も含めたサービス提供

だと私は考えています。


だからこそ、イラストで「喜んでもらいたい」気持ちが先に来て、

本当に喜んでもらえたなら、私自身も素直に喜ぶし幸せな気持ちになる。

そうして、またイラストを提供していきたいって自然と思えます。

利他主義は、自分が幸せになれる循環を作れる。

そう信じて、私は今日もイラストを描き続けています。


あなたが描くイラストの先には誰がいますか?

ぜひ考えてみてくださいね。

この記事を書いた人

早瀬 あやき

イラストレーター

 

兵庫県淡路島出身

大阪府在住

 

看護師として6年働き、その後イラストレーターに転身。

「イラストでこれから輝く女性を応援する」思いが共感され、これまで雑誌・WEBメディア・アパレル・など様々な媒体でイラストを提供。

看護師経験が活きる「医療・看護系」イラストやファッション系などの女性向けイラストを得意としている。

アーティスト活動では百貨店催事やイベント・ギャラリーなどに多数出展。